DX出来ていますか?DX推進に必要な知識と始め方を解説

テレワーク

2018年に経済産業省が「DXレポート」を発表以降、多くの企業がDX推進に着手し始めました。

その頃にDXがどうのこうのと耳にした事はあったのですが最近になって私の周りではテレワークの広がりにつれてDX推進の動きが再度活発化しています。

DXってなんだっけ?」と言う人も結構多いと思われるので、DXとは何なのか、そしてDXをするにはどうすれば良いのかを解説します。

 

DXとはシステム刷新

先ほども述べた様に、2018年に経済産業省が発表した『DXレポート〜テシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開〜』には企業の問題点について以下の事が書いてあります。

  • 既存基幹システムの老朽化に対してデジタル市場の拡大とともに増大するデータ
  • メンプレームの担い手の高齢化による世代交代の必要性
  • テクノロジーの進化に伴う先端IT人材の不足

メインフレームの担い手が高齢化するのはいつの時代も変わりありませんね。

因みに日本では2020年から小学校教育にプログラミングが必須化されてその教育を受けた世代はIT系の知識で一番抜きん出た世代となります。

話はそれましたが、世代によってPCやインターネットを使うのが不得意だがコミュニケーションに長けている世代もいればPCやインターネットを使いこなせるがコミュニケーションに長けていない世代もいるので、これからの世の中には今のメインフレーマーより次世代の人材がより適していると言うことなのでしょう。

そしてこれらの問題を解決する為には『2025年までにシステム刷新を集中的に推進する必要がある』と言われています。

 

 

 

日本におけるDXの推進状況

2018年に発表があって以降、多くの企業がDX推進に向けての動きを見せていますが推進状況はいかがなものなのでしょうか?

 

IPA(情報処理推進機構)2021年に行った調査によると、データ収集で分析対象となったのは486件の企業で、その内6件は個人事業主でした。

日本の企業数は約410万社(個人事業主含む)と言われており、国内に星の数ほど会社が存在するのにもかかわらず、500件にも満たない会社からしかDX推進状況を収集出来ていない所を見ると国民がDXに殆ど関心を示していないか、或いは関心は有るけれど「何をどうして良いかわからない」といった状況になっていると推察します。

そしてデータ収集に協力した企業の49.8%は従業員1000人以上の大企業でした。

国内の大企業と中小企業の比率で言えば圧倒的に中小企業の方が会社数は多いので、殆どの中小企業はDX推進に着手が出来ていないと言えます。

 

因みにDX投資促進税制というものが有り、DX推進に掛かる費用に対して税額控除や特別償却を行える仕組みが2023331日までとなっていますが、周りの企業さんに話を聞いても殆ど知られていない印象でした。

殆どの企業がDXに気が回っていないという事なのでしょう。

 

 

 

DXとデジタイゼーション、デジタライゼーションについて

では私たちはどの様にしてDX推進に着手すればよいのでしょうか?

まずはDX推進で耳にする「デジタイゼーション」、「デジタライゼーション」との関係性とその違いを整理してみましょう。

 

デジタイゼーション(Digitization)

今ある業務プロセスにデジタル技術を取り入れて業務効率化を図る事を指し、アナログな紙の資料であったり現像した写真を『デジタル化』して管理する等、部分的なデジタル化を指します。

 

デジタライゼーション(Digitalization)

デジタル技術を活用してビジネスプロセス全体を『変革(トランスフォーメーション)』する事で、新たなビジネスモデルを生み出す事を指しています。

先ほどのデジタイゼーションとは部分的デジタル化と全体的なデジタル化という所に違いがあります。

 

デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)

そしてDXとは、デジタイゼーション、デジタライゼーションを合わせて実行した状態を指します。

DXという言葉だけを耳にしていた時は、何か難しい事をしなければならないと勝手に思い込んでいましたが、それぞれの用語を理解する事でDXと言うものが徐々に分かって来たのではないでしょうか。

確かに、大企業が実施しているDXはハイレベルな人材と大量のコストをかけて行われていますが、そういった大規模に展開するものだけがDXではなく、身近なところからコツコツ進めていける事を知っておけば良いです。

 

 

 

DX推進に着手する

大企業の場合はDX推進に専任のマネージャーを外部から雇えば適切に推進へ導いてくれますが、中小企業や個人事業主の場合はどうでしょうか?

なかなかそんな予算がなかったりそもそも企業の経営陣がやる気になっていない場合もあり、個人レベルでDXを進める場合もあると思いますので、小規模で展開している家族経営の農家を例えにして簡単にご説明します。

 

ステップ1

農家の場合、農業に必要な肥料・苗等の購入時に紙ベースで購入履歴を保存していたのをエクセルに入力して一括管理します。(デジタイゼーションに該当)

 

ステップ2

そして、それらの購入履歴というビックデータから大体何月くらいに肥料等を購入している事が分析して分かると自動で決められた月に決められた肥料を発注するシステムを作り、農家の発注者に使ってもらう。(デジタライゼーションに該当)

因みにシステム開発は外部に依頼するとある程度は費用が発生しますが、簡単な仕組みのものなら個人でシステム開発は出来ます。

 

 

 

まとめ

上記でDXの一例を示しましたが、AmazonKubota等が大々的にやっているようなやり方だけではなく、一部のプロセスをDX化するなど徐々に進めて行く事もできるので、まだ何も動き始めていない所からのスタートであればまずは紙ベースからデジタル化するところから始めてみましょう。

今ならたったそれだけで日本の殆どの企業のDX推進レベルに追いつくことが出来ますし、早くにデジタル化に切り替えればその分沢山のビックデータが蓄積されて色んなデジタライゼーションの形を模索することが出来ます。

 

たまに、最終系をイメージせずに動き出すのは良くないと言う意見も耳にしますが、まずは初めて見なければ何も進展する事は有りませんし最終系がどのような形であろうとも最初のステップはデジタル化です。

 

時代の流れに取り残されたくないなら今すぐにでも動き出す事をお勧めします!

 

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