コロナ禍の影響で令和元年頃よりテレワーク人口が急激に増えて今に至ります。
テレワークに切り替えたことで通勤時間が無くなり余裕が出来た半面、自宅では業務に集中できず生産性が下がったなんて話もよく聞きます。
令和3年に国士交通省がテレワーカー7800人を対象にテレワークの実態調査を行った所、テレワーク実施前に「業務効率が上がる」と想定していた人たちは54.6%であった事に対し、テレワーク実施後では50.9%に減少しており、少なからずテレワークで業務に集中する事の難しさが見て取れます。
ここでは自宅で高い集中力を発揮できず悩んでいる方や高い集中力を維持する方法を知りたい方へ向けて解説していきます。
在宅では高い集中カを出しにくい理由

自宅は私生活を営むための空間であり、仕事に集中できる環境ではありません。
今朝の朝食で使った食器を空いた時間に片付ける事も出来れば人目を気にせずスナックを食べながら仕事をする事も出来るので、そういった誘惑を上手くコントロールする必要があります。
そしてテレワークに切り替える事で、職場の人達と電話やメール等でしかコミュニケーションを取れないのでおのずとやり取りする頻度も上がります。
人間とは直ぐにある行動から別の行動に移り集中し始めることができない生き物です。
ほぼ全ての人が瞳を閉じたらすぐ眠りに入れないのと同様にある作業に取り掛かっても直ぐに集中し始めることが出来ない為、一度集中モードに入った後に気を紛らわせる要因を徹底的に取り除くことも重要です。
集力を高めて維持する方法

ではどうすれば集中力を高める事が出来るのでしょうか?
テレワークで集中力を高めて良いパフォーマンスを発揮する為の方法をご紹介します。
仕事スペースを構築する
自宅で仕事をする場合、テレビ、ペット、自分以外の家族やルームメイトなど、あなたを取り巻く全ての物が仕事以外に気をそらす要因になります。
まずは仕事をするスペースを定めたら、その周りで気が散りそうな物を事前に移動させておきましょう。
極論を言えば、机の上にはノートパソコンだけ置くイメージです。
急ぎ過ぎない
職場では周りの人達の動きを見ながら自分の仕事のペースを調整出来ますが、テレワーク中では一緒に仕事している人達の業務進捗が分からないので無意識に焦ってしまいがちです。
しかし、少しの時間ならハイスピードで仕事を片付ける事も出来ますが、長くは続かないのですぐにバテてしまいますし注意力が散漫になり誤りや失敗を起こしやすい状態になります。
従って「25分仕事して5分休憩」というサイクルを目安にこまめにリフレッシュしましょう。
職場ではそんなに小まめに休憩していない人も多いとは思いますが、人間の集中力はそんなに長くは続きません。
学生時代を思い出してもらえればイメージしやすいかも知れませんが、学校の授業が1時間あっても先生の話を集中して聞いてる時間はせいぜい最初の15分程度だったと思います。
因みに、休憩中は仕事スペースから物理的に離れましょう。
別室で紅茶を飲みながらソファで寛いだり外に出て景色を眺めて見たりして仕事から一時的に距離を置く事で気持ちを落ち着かせてリフレッシュする事ができます。
そこでうまくリフレッシュが出来れば次の25分の作業でも高い集中力を持続する事が容易になります。
コミュニケーションツールに電話を使わない
先ほどにも述べたようにテレワーク中は電話やメールの頻度が職場にいる時よりも多くなりがちです。
因みに私は職場で1日に3〜5回程度の頻度で電話を使いますが、テレワークを始めた頃は15回前後にも増加して仕事に集中出来ない状態を経験をしました。(個人差はあると思います。)
自分の集中力が高い時に電話が掛かってくると集中力が途切れますし、その時取れなくて後で折り返し電話する場合にも相手側の集中力を削いでしまいかねません。
電話でやり取りしていた内容をメールに置き換えるだけで自分の都合の良いタイミングでメールチェックを行えますし電話のようにお互いの集中力を削ぎあうような事もありません。
従って、電話を使う時は本当にどうしようもなく急いでいる緊急時にのみ使うようにして、それ以外はメールでやり取りするルールを職場で事前に取り決めておきましょう。
呼吸を整える
私たちは普段の生活において浅く貧弱な呼吸をしており、浅い呼吸は1回の酸素吸収量も少なく無駄にエネルギーを消費しています。
体内の酸素量が低いと中断状態から集中状態へ移行する事がなかなか出来ません。
なので、休憩が終わって席に戻った時は椅子に姿勢よく座り、深呼吸(5秒かけて吸い込み5秒かけて吐き出す)を1度行ってから仕事に取り掛かりましょう。
深呼吸をゆっくりする事で胸が広がって背筋が真っ直ぐに伸び、肺に酸素を多く吸い込める様になるので集中状態に入りやすくなります。
一点を見つめる
ある一点を10秒間見つめます。
人間は日常生活で非常に多くのものを見ていますが情報量が多過ぎて意識が散漫になっており、何か一点を見つめる事で意識を集中させる事が出来ます。
よくプロ野球のピッチャーがボールを見続けていたりしますが、あれは意識を集中させる為にやっています。
この方法は出来るだけ近くの小さい物だと集中しやすいので、ペンの先端やアナログ時計の時針先端など、あまり動いていない方がおすすめです。
慣れてきたら遠くのものや動いている物でも集中力を高めれるようになります。
コーヒーより紅茶を飲む
職場で飲む物と言えば「コーヒー」と答える人が殆どだと思います。
しかしこれからは仕事中に「紅茶(緑茶含む)」を飲むようにしましょう。
紅茶に含まれるLーテアニンはアミノ酸の一種で集中力を高める効果が高いです。
因みに、紅茶の中でも「玉露」はLーテアニンを多く含んでおり、Lーテアニンは太陽光を浴びる事でカテキンという渋い成分にほとんどが変化しますが「玉露」はシートを被せて育てられる為、Lーテアニンが多く残っています。
とはいえ高級な玉露ばかり飲むわけには行きませんが、他の紅茶を作る際、玉露も少し加えてみる工夫なら出来そうですね。
もちろん他の紅茶にもLーテアニンが入っているので、コーヒーを飲むくらいなら紅茶の方がおすすめです。
まとめ

テレワークを始めたては特に注意力が散漫になる事は避けられず生産性は低下する物です。
上記でご紹介した方法を継続して実践する事で少しずつ効果を実感する事が出来るでしょう。
また、テレワークが終わって職場に戻ったとしてもこれらの方法は集中力を高める助けになる事は間違いありませんので、出来る限り継続していきましょう。


コメント